開業事例集

設計・施工業者 選定の難しさ

標榜科目 内科
立地条件 住宅地 新築戸建て
設計・施工業者 選定の難しさ

ドクターの要望により業者入札をせずに地元業者を使うことになり問題となったケースを紹介します。

ドクターが地元に戻って新築戸建てでの開業をご希望されました。ドクターにとっては独立開業での凱旋になります。戸建建築の際には施工業者入札により業者選定をする場合が多いのですが、ドクターからの要望により血縁関係にある地元の施工業者での施工に決定しました。

地元業者を使うことのメリットは様々あり、『口コミ宣伝効果』、『地元への経済効果』、『メンテナンス対応の効率化』などが挙げられます。しかし、医療施設の設計については施工実績の少ない施工業者では、理解の及ばない部分が多くあり、設計者の意図、開業支援担当者との関係性、ドクターやスタッフのニーズの相互理解を得るための作業にとても神経を使うことになります。その背景には、ハウジングメーカーの画一的なマニュアル化された仕様の建て方しか知らない業者が多いことが挙げられます。加えて、残念なことにそれらを自覚できておらず、「いつもと違うやり方は仕事が進めにくい」と思われることが多いのです。

プライバシーに配慮する為の防音壁や、医療機器の設置を考えた補強や仕様、電源確保などの機能性、動線の確保など、設計図面には材料指示などもされていたのですが『そんな仕様や納めはしたことが無い』『そんなメーカーの製品を扱ったことが無い』など、小さな問題が重なっていきました。
設計・監理担当者はドクターと施工業者の関係性にも配慮しながら、根気強く対応をしていました。施工業者サイドからは『施工の手間がかかる』『工期がかかる』『コストが上がる』ことをドクターに相談されていました。結果、信頼している施工のプロから『普通の現場ではこんなことはしない』と言われると、設計内容に対して疑心暗鬼になってしまいまいた。どうしても施工業者とドクターとの関係が深い為、信頼関係のバランスに歪みが生じてしまいました。みんながドクターの為を思って動いており、『誰が悪い』と一概には決められない問題でした。
結果としては、開業支援担当を中心に状況を話し合い、ドクターに理解を頂いたうえで、設計仕様通りの施工をお願いすることになりました。

注意として記しておきますが、建築施工業者・工務店のレベルは一概には言えないうえ、企業姿勢や経験値に依るところが大きいということです。施工業者入札をすることで設計図面内容のチェックができる機会を作り、施工業者の実績をチェックし、任せることのできる施工業者をチョイスすることも大切な作業です。

ドクターのメリットを最優先に考え、適切な設計事務所・施工業者選定の機会を設けることが成功への一つのカギと言える事例でした。

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