開業については、できるだけ急いだほうが良い
標榜科目 | 内科 |
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立地条件 | 住宅地 |
今回は、極端な事例ですが・・・
郊外の住宅地、下水道が整備されていない場所で開業されたDrの事例です。
下水道整備の計画はあるが、実際には1年以上はかかる見込み。
下水道がない場合は、浄化槽を設置しなければならない(費用は300万円)。
開業を1年以上延ばすか?300万円余計にかかってもすぐに開業するか?
担当コンサルタントとしては、有望なマーケットだったので、スグの開業をお勧めするべきなのだが、1年待てば300万円の余計なコストがかからない・・・
散々悩みつつも何も言わずに、今回の事例では最終的な決断は全てDrにお任せすることにした。
そのDrの出した結論は、「すぐに開業」でした。
結果はDrの下した判断が正しかった。
開業後、1年数ヶ月が経過し、周辺の下水道整備も進み、それに伴い近くに競合医院も出てきたが、やはり先行して開業した利から圧倒的に患者数が多い!(先生のお人柄、診療スタイルによるところも多いが)
現在は、後から開業されたクリニックについてきた調剤薬局の経営が危ない位の差がついています。
オチで、その後浄化槽の必要がなくなり、撤去の工事が必要となり、さらにその費用もかかったが当該Dr曰く、“浄化槽の設置費用も撤去費用も、税金で取られるよりまし!!”とのことでした。