内装費用の軽減を追求した結果・・・
| 標榜科目 | 整形外科 |
|---|---|
| 立地条件 | 地域密着型のビルテナント |

開業にあたり内装費用をなるべく軽減したいと思うのはすべてのドクターの共通点であろう。しかしあまりにコストダウンを追求した結果、クリニックとして使用するのに不適格なものになってしまう場合もある。
クリニックの内装でお金がかかる部分に空調設備がある。通常のクリニックでも200-400万円ほどかかるのが普通であるが、あるドクターは自分で直接業務用エアコンを購入、取付をした。金額は当然安くなったのだが、システムに問題が有り、1年後に工事をやり直したケースである。問題点として1つのリモコンで同時に3台のエアコンが動くのであるが、窓がある部屋、窓がない部屋、広い部屋のエアコンが同時に動き、温度設定も個別にできない。結果として真夏と真冬に各部屋の温度差がかなりでてしまい、患者様からのクレームが多く出て患者数も減ってしまった。
金額を追求することも重要だが、適材適所の設備やシステムがクリニックには必要だということを認識する必要がある。クリニックの内装は一般の住宅のようにエアコンや照明器具などが別途となる場合はない。そのために俗に言われる坪単価は当然高くなる。いくら安くても使い勝手が悪かったり、使い物にならないものを作っても意味がないのである。充分に医療施設の設計経験の多いところに相談するのが賢明である。

山口あきこクリニック 院長 山口 晶子 先生
心斎橋いぬい皮フ科 院長 乾 重樹 先生
採血法の選択について教えて下さい。
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真空採血管の保管方法を教えて下さい。