クリニック開業に必要な資金とは?初期投資と運転資金について解説...

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クリニック開業に必要な資金とは?初期投資と運転資金について解説

クリニック開業に必要な資金とは?初期投資と運転資金について解説

クリニック開業に必要な資金とは?初期投資と運転資金について解説

開業するために用意すべき金額はいくらなのか、それは開業場所の地価や診療科目、開業形態など、様々な要因によって変動するため一概には言い現わすことはできませんが、初期投資、運転資金の予算組みや目安について解説していきます。

建築費用、医療機器の購入費用、広告宣伝費(HP・内覧会・求人等)、医師会入会金、運転資金の区分ごとにみていきましょう。

□ 開業形態ごとの建築費用等

(1) テナントの場合

① 内装設計施工費用
診療科目によって必要な広さや、内装工事費用には差がありますが、一般内科の場合約3,000万円程度になろうかと思われます。ここでは坪単価55万(55坪)を想定しておりますが、昨今は建築資材や人件費等が高騰しているため坪単価は高めに見積もられてもよいでしょう。

② 保証金
テナントの保証金は、賃料の8~10か月分を目安にお考え下さい。

(2) 戸建ての場合

土地は「地価相場×土地面積」の計算で大まかな購入予算を算出します。
地価相場は、地域の不動産業者等に問い合わせたり、不動産情報誌を見て調べることができます。土地の価格には、実際の取引価格のほかに、公示価格、路線価などがありますので、それらの価格からおおよその購入価格を算出することも可能です。
建物の建築については、「延べ床面積×面積当たりの単価」で算出しますが、テナントの場合より高くつきます。坪単価を、建築業者におおよその建築面積当たりの単価を聞くことから始めましょう。また、追加工事が発生することも少なくありませんので、複数の建築業者から聞き取った中でも、高い単価でもって予算組みされることをおすすめします。

※ 上記テナントのように具体的な金額で書いてみてください。

(3) 承継の場合(買取価格)

承継とは、既存のクリニックを譲渡したいと希望される先生から、そのまま購入して開業する場合です。この場合の購入価額の算定基礎は、①譲り受けるクリニックが所有する純資産(医療機器や建物等の資産から買掛金や未払金等の負債を差し引いた金額)、②クリニックの収益力(のれん代)があります。
ただし、上記の金額はあくまでも目安に過ぎず、医療法人の買取りになる場合や建物の改装が必要な場合など、金額算定にはその他のさまざまな要素が関係してきますので注意が必要です。

□ 医療機器の購入費用

医療機器についても診療科目によって導入する機器は異なりますが、消化器内科の場合は2,000~3,000万円程度は必要になってきます。
医療機器を安く購入するためのポイントは次のようなことが考えられます。
・業者間での比較
・知り合いの開業医から価格情報を集める
・展示品などの新古品を購入する 等

□ 広告宣伝費、医師会入会金等

広告宣伝費としては求人、ホームページ作成費用、内覧会費用などが必要になり、250万円程度の予算取りをしておくケースが多いです。
また、医師会への入会金は、地区によって差がありますが高い地区では500万円ほど必要となってきます。

□ 運転資金

運転資金とは、家賃や人件費、リース料など、クリニックを営んでいくうえで用意しておくべき資金です。運転資金は、固定費の2、3カ月分を用意しておいた方がいいといわれることが多いですが、開業当初は赤字になることも少なくありませんので、ある程度余裕をもって1,500万円から2,000万円ほど予算取りしておかれたほうがいいでしょう。

(2020-02-25 / H.K)

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